田代平・七時雨・田山方面
周囲の静かな空気を震わせ、高さ15mの滝が飛沫を上げて垂直に流れ落ちるさまは圧巻。深い緑とコントラストは一幅の絵画のようです。
うっそうとした森の中で雷のような水音を響かせながら流れ落ちる不動の滝は冬も見学可能。雪の日には水墨画のような世界が見られます。寒さの厳しい冬には滝が凍りついて氷柱になることもあります。
不動の滝に隣接する岸壁の下に桜松神社の古い社殿があります。昔、松の木に桜の花が咲いたのを見て村人が驚き、吉兆として崇めたという言い伝えがあります。
なだらかな稜線を描く七時雨山と、田代山の間に広がる草原地帯。緑の大地に、のんびりと草を食む牛たち、澄んだ青い空と、牧歌的情緒たっぷり。パラグライダーのゲレンデとしても人気を呼んでいる。
八幡平市の北東部に位置する標高1,063mの「七時雨山」は田代カルデラの南壁に位置する新百名山及び岩手の20名山に数えられる名峰で、山麓は古代ロマンの里である。5月第四日曜日に山開きが行われる。
八幡平市の聖福寺境内に奥州三十三観音第三十一番所札所白坂観音堂がある。鹿角街道沿い七時雨山麓にあったが、大正8年(1919)観音堂別当南嶽院の還俗によって聖福寺に移されたものです。
安比高原方面
ホテルに隣接する安比高原牧場は、生産牧場とは別に、緑と花とアクティビティが楽しめるエリアになっており、雄大な景色を眺めながらゆったりと散策できる。
長者屋敷は、8世紀の豆渡長者の館。後にエミシの国の棟梁となった長者こそ、大和朝廷が悪路王と呼び恐れたアテルイとの説が。屋敷は今も緑美しく、長者の水は岩手県の名水20選に選ばれている。
安比高原に広がるブナの二次林。ブナの駅から出発するトレッキングコースを行けば、二次林が間近に観察できる。日本の森林浴百選の一つ。
周囲の静かな空気を震わせ、高さ秋には散策路が落ち葉のじゅうたんとなります。
ブナや岳樺の原生林の中に、ぽっかりと開けた草原地帯。自然が豊かで、ピクニックなどにはぴったりの最高のロケーションだ。中の牧場は一面に天然の芝生が広がっており、初夏になると、赤い花を咲かせたツツジで一帯は埋め尽くされる。
八幡平山頂・御在所方面
4月下旬、冬期間の通行禁止が解除となる八幡平アスピーテラインは、まだ道路の両側に数mの雪が残り、八幡平名物の「雪の回廊」となる。
アオモリトドマツの原始林と湿原に囲まれた高山植物の宝庫。沼一周は花を楽しみながらでも約1時間ほどで回れる。散策コースの西側に赤い屋根の「陵雲荘」(避難小屋)がある。
八幡沼の向かい側にある、周囲500mの小さな沼。沼の中に3つの火口がある。硫黄コロイドという物質が溶け込んでいるために、沼の水は碧がかった美しい青色をしている。
八幡平頂上から片道約1時間40分ほど。散策コースの中間は、八幡平三大展望地の源太森、花園の黒谷地湿原など見どころ満載。茶臼岳山頂からの眺めも抜群。
火山からの噴出物が川の流れをせきとめてできた堤が、あちこちに見られる。カオジロトンボやキロマツモムシの生息地。休憩するには「熊の泉」という水場が最適。
松川温泉からアスピーテラインまでの約15km。ブナやカエデなどの広葉樹の間を通っているこのルートは、新緑や紅葉の時期は特に美しい。
藤七温泉の東側にあり、奇岩怪石が連続する自然の大庭園。八幡平が噴火したときに転がり出た溶岩の塊が集まってできたもので、天然のアスレチックコースになっている。
春、夏、秋と季節を彩って咲きみだれる可憐な高山植物に注目しながら、2つの沼の周りをゆっくり歩いてみよう。
御在所湿原を代表する沼。赤沼は水に含まれた酸化鉄で沼面の色が変化するため「五色沼」とも呼ばれ、冬でも凍らない。光の加減で水面の輝きが変化する様子は幻想的。
八幡平山頂に向かう八幡平アスピーテラインの途中にある御在所湿原の草紅葉は例年9月下旬から10月上旬が見頃となる。
八幡平樹海ライン中腹の駐車場付近にある滝です。木々の間を見え隠れしながら、何段もの段差を流れ落ちる様子が涼しさを感じさせてくれます。
八幡平温泉郷・自然休養村方面
八幡平アスピーテラインの玄関口にあり、春は桜、秋には公園内から紅葉が楽しめます。隣接するイベント広場では10月に「八幡平山賊まつり」が行われます。
環境庁の名水百選に指定された湧水群。直径20mの深い湧き口から、毎秒0.7tの水が10℃前後の水温でわき出し、清涼で透明度も高い。
松川渓谷沿いの360haの森。約100種類もの野鳥が住んでいる。キャンプにバードウオッチング、渓流釣りなどアウトドアの楽しみがつまっている。
七滝は松川に注ぐ赤川(焼切沢)にある滝のひとつ。岩手山登山道(七滝コース)のひとつにもなっています。
岩手山を望む小高い丘上に咲く一本桜。昔、神社のあったところで、神社移設の際に1本だけ残されたこの桜が毎年見事な花を咲かます。
松川方面
岩手山焼走り方面
1732年、岩手山は噴火し大量のマグマが流れ出た。その全長は4kmに及び、280年を経て今なお植物が育たない黒い岩石地帯となっている。歩くとザクザクした感触がする。
岩手山の登山道「上坊コース」の入り口にある上坊神社。カラマツ、ミズナラなどの林の中に赤い鳥居があり神秘的な雰囲気があります。
八幡平市上坊牧野に咲く「上坊の一本桜」。種類は、花を咲かせる様子が霞がかかっているように見えることからその名がついたと言われる「カスミザクラ」。八幡平側からの雄々しい岩手山の眺望も魅力です。
岩手山焼走り国際交流村と八幡平温泉郷を結ぶルートの、市道岩手山1号線(愛称「岩手山パノラマライン」)です。雄大な岩手山を望みながらドライブができます。
岩手山登山道「焼走りコース」の、第一噴出口からツルハシ間で高山植物の女王と呼ばれるコマクサの大群落が、またツルハシの先では高山植物の貴婦人と呼ばれるシラネアオイを見ることができます。